社員インタビュー






たのしい体験の質は、組織からはじまる。
たのしいミュージアムが「いい人」の採用にこだわり抜く理由
「会社の強さや価値は、コーポレートの強さに比例する」
そう語るのは、たのしいミュージアムで採用や育成、財務、経営企画まで、コーポレート全般を率いる森谷篤史さんです。
「うんこミュージアム」をはじめとするたのしい体験づくりに注目が集まるなか、その土台をしっかりと支えています。
コンサル、グローバル消費財メーカーの経営企画や海外子会社の代表。一見エンタメとは縁遠いキャリアを歩んできた森谷さんに、
"体験型エンタメ"の会社を選んだ理由や、コーポレートから見た事業と組織のこれからを聞きました。
コーポレート本部 本部長
森谷 篤史 (もりや あつし)
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01. 差別化のいらない体験型エンタメに、ビジネスの可能性を感じた
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02. 競合と比較されない独自のポジションに、大きな伸びしろがある
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03. 唯一無二の事業と、発展途上の組織。その成長をつなぐのがコーポレートの役割
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04. 「いい人」を採用することが、たのしい体験のクオリティにつながる
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05. 朝会、ランチ会、ワークショップ。顔を合わせる時間が「本音を言い合える関係」を育む
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06. 未完成な環境だからこそ、機会は自らつくれる
01
差別化のいらない体験型エンタメに、ビジネスの可能性を感じた
まずは、森谷さんの現在のお仕事を教えてください。
- 採用やメンバーの育成、メンバーが力を発揮できる環境づくり、そして財務や経営企画まで、たのしいミュージアムのコーポレートに関することすべてを担っています。
それまでは、コンサルティング、消費財メーカーで経営企画、その香港子会社の代表をされていたそうですね。そこからどうして、”体験型エンタメ"を扱う会社に入社したのですか?
- 大きな理由は、「ビジネスの可能性」を感じたからです。
これまで私が在籍していた会社はどこも、「他社とどう差別化するか」「どう独自性を出すか」で苦しんでいました。ところがたのしいミュージアムには、似たようなことをやっている会社がまったく思い浮かばないくらい、すでに差別化できたプロダクトがあります。しかも2022年創業と、会社としてかなり若いフェーズで、これを成し遂げている。この体験型エンタメのビジネスは、やり方次第でいくらでも伸びるぞ、と率直に感じました。
それに、代表の小林は学生時代からの友人なんです。社長が悪い人間じゃないと分かっているというのも大きかったですね(笑)だから、チャレンジしてみようかなと。
02
競合と比較されない独自のポジションに、大きな伸びしろがある
「どの会社も差別化で苦しんでいた」というお話がありました。そもそも、なぜ差別化に苦しむ会社が多いのでしょうか?
- どの業界もある程度成熟している、というのが大前提としてあると思います。長く続いてきた市場には、すでに優秀なプレイヤーがそろっていて、打てる手もほぼ出尽くしているんですよ。
前職の消費財メーカーも、その前にいたITやコンサルの業界もそうでした。だから各社は、いかに差別化するかに取り組んでいるんです。スーパーやお店に行っても、「これしかない」というものって、ほぼないですよね。何を買うにしても、基本的により良いものと比較されてしまう世の中です。
でも、うちのプロダクトは、比較する対象がほぼいない。だとしたら、あとはもう好きになってくれる人を増やせばいいだけなんです。
とはいえ、世の中にエンタメの選択肢はたくさんありますよね。それでも比較されない、というのはどういうことなのでしょうか?
- たのしいミュージアムが提供するエンタメは、カジュアルなエンタメと、ハイクラスなエンタメの、ちょうど中間にあるんです。
たとえば、一番カジュアルなエンタメは、映画館やカラオケです。低価格ですし、日常的に何回でも行けます。逆に一番ハイクラスなのは、遊園地や舞台のような特別な体験。高価格で規模も大きく、その場に訪れること自体がイベントになりますよね。
たのしいミュージアムが提供しているエンタメは、規模も価格も遊園地ほどではないけれど、映画館やカラオケよりは特別。中規模サイズで「気軽に行って楽しめる」という独自のポジションを築いてきました。
実は、この中間にあたるエンタメの市場に注力している企業は、意外といないんですよ。競合がいないのに、マーケットの規模はそれなりにある。つまり、エンタメ市場のなかでも大きな伸びしろが残っているんです。だからこそ、プロダクトの強みを活かして、ファンを増やすことに集中していける、というわけです。
03
唯一無二の事業と、発展途上の組織。その成長をつなぐのがコーポレートの役割
事業に大きな伸びしろがあるなかで、現状の組織はどんな段階にあると思いますか?
- 組織はまだ、隅々まで整っているわけではありません。事業がすごく伸びている一方で、組織づくりはこれからなんです。だからこそ、これから形にしていけることがたくさんある。そういう発展途上の環境をおもしろがって、自分からチャンスを掴みに来ている人が集まっていると思います。
そして、この「伸びる事業」と「発展途上の組織」の間をつなぐのが、私たちコーポレートです。というのも僕には、前の会社からずっとコーポレートで働いてきた中で培った持論があって。「会社の強さや価値は、コーポレートの強さに比例する」と考えているんです。
会社のフロント、クリエイティブに注目が集まるのは当たり前ですし、そうあるべきです。ただ、フロントばかり強くてコーポレートが弱い会社は、どこかでつまずくし、成長しきれないんですよ。
コーポレートの役割は、突き詰めれば、事業の成長と、組織の成長を連動させること。そこに尽きると思っているんです。
「事業の成長と、組織の成長を連動させる」とは、どういうことですか?
- たとえば、事業が伸びているのに組織が追いつかないと、仕事が属人的になり、いずれ成長が止まってしまいますよね。逆に、事業が伸びていないのに人だけ増やすのも違う。事業と組織、両方の成長をどう噛み合わせるかは、いつも意識していることなんです。
それを見極めるために、代表や経営層と一緒に、5年先を見据えた計画をつくり、事業の見通しを立てます。計画から逆算して、2〜3年先にはどれくらいの組織が、どんなスキルで必要かを設計していくんです。
人手が足りないところには、たのしいことが好きな、新しい仲間を迎える。今在籍しているメンバーには、より大きな挑戦ができるように環境を整えていく。会社を強くするために、人数も、一人ひとりの力も、計画的にそろえていく。それが、私たちコーポレートが日々取り組んでいることです。
04
「いい人」を採用することが、たのしい体験のクオリティにつながる
組織成長のために新しい仲間を迎えるうえで、大切にしている価値観があれば教えてください。
- 一番大切にしているのは、「いい人を採る」こと。これが、うちの採用ポリシーなんです。
というのも、うちのプロダクトは実体のあるモノではなく、体験です。モノなら、工場で同じ品質のものをいくつでもつくれます。でも体験は目に見えませんし、その場で人を通してしか生まれません。つまり、つくる人のスキルや経験、人間性が、そのまま体験の質になるんですよ。
だから採用では、スキルや経験ももちろん見ますが、それ以上に、何人ものメンバーと一緒に面接して、会社のカルチャーに合うか、「この人、人として好きだな」とみんなが思えるかどうかを、何より大事にしています。
「いい人」。シンプルなようでいて、解釈の難しい言葉ですよね。
- いまのメンバーの共通点として言えば、まず、たのしいことがとても好きですね。これは、運営や企画、クリエイティブ職に限らないんです。僕が担っているコーポレートの仕事だって、突き詰めればお客さまの体験向上に繋がっていますから。
そしてもう一つ、人と関わるのが好きなこと。うちの仕事は、一人で完結することはなかなかなくて、部署を問わず、たくさんの人とコミュニケーションをとりながら進めていきます。人に興味を持てること、人との関わりを楽しめることは、ここで働くうえで大切なポイントですね。そうやって迎えた仲間だからか、組織としての一体感は、かなり高いんです。
05
朝会、ランチ会、ワークショップ。顔を合わせる時間が「本音を言い合える関係」を育む
たのしいミュージアムに集まった人たちが生み出した、組織としての一体感を、どのように育んでいますか?
- コーポレートが旗を振って、毎週全社で朝会やランチ会、年に2回のワークショップなどを開催しています。メンバー同士で顔を合わせて話す回数を、意図的に増やしているんです。
顔を合わせて話すことが、どのように活きるのでしょうか?
- 一番の効果は、お互いの人となりが分かってきて、「本音を言い合える関係」になれることだと思います。
たとえば朝会やランチは、個人にフォーカスした時間になるようにしています。最近気になっていることや趣味など、仕事から少し離れた話をするんです。
一方でワークショップは、腰を据えて大きなテーマを話し合う場です。直近のテーマは、ビジョンやミッションについて。普段の仕事で大切にしていることは何か、という個人の感覚から始めて、出てきた共通点を会社のビジョンと重ねていきました。
そうやって長く一緒に過ごして、何度も言葉を交わして、ときにはご飯を食べながら仕事に関係ない話もすると、自分の人となりを分かってもらえるし、こちらも相手を分かった上で仕事の話ができるようになるんです。
コミュニケーションを積み重ねる前と後では、日々の業務でも何かを頼んだり、伝えたりするときの伝わり方が、まるで違ってきます。
お互いを知っているからこそ、仕事上の厳しいフィードバックも真正面から受け止められるようになる。それが結果として、いい体験づくりにつながっていくのだと思うんです。
仕事には直接的に関係がない会話でも、日々のコミュニケーションの積み重ねが、仕事の質にも効いてくるのですね。
- そうなんです。この会社では、「本音を言い合える関係」を大切にしています。というのも、たのしいミュージアムの仕事は、役割をきれいに分けて、順番にバトンを渡していく、というものではありません。
一つのたのしい体験をつくるのに、たくさんの人が同時並行で関わります。そういう場では、お互いにどれだけ本音を言い合えるかどうかが、最終的に生まれる体験の質を左右するんです。
だから、こうした取り組みは、仲良くなること自体が目的ではありません。育まれていく組織の一体感、ひいてはそこから醸成されていくカルチャーこそが、事業と組織が成長していくための土台になるんです。
普段の仕事を止めて集まる分、準備するメンバーは正直とても大変ですが、それでも毎回参加者から「やってよかった」という声が届きます。事業と組織を伸ばしていくためにも、今後大切にしていきたい、たのしいミュージアムのカルチャーですね。
一方で、会社は急成長を続けており、新しい仲間もどんどん増えていますよね。これまでと同じように関係性を保つのは、難しくなりませんか?
- 正直、現状で100点満点とはいえないと思います。新しいメンバーが毎月のように入ってくるなか、難易度の高い仕事を短い納期でやっていますから。
それに、人が増えれば、どうしても会社固有の文化や色の濃さは薄まっていきます。かくいう私自身も、入社してまだ1年経っていない「新しい人」です。
だからこそ、この濃さをいかに薄めず、むしろもっと濃くしていけるか。それが、いまの私が取り組むべき課題だと思っています。
06
未完成な環境だからこそ、機会は自らつくれる
ここまで、事業と組織の成長をつなぐコーポレートの仕事を伺ってきました。最後に、これからのたのしいミュージアムには、どんな方に仲間になってほしいと考えていますか?
- まず、自ら機会を作って、周りを巻き込みながらチャンスを掴み取れる人ですね。うちはプロダクトに自信はありますが、どんなに良いものでも、100%当たるとは限りません。だからこそ、毛色の違う事業や海外にも、いろいろ挑戦していきたい。見えている範囲だけでも、正直、手に負えないくらいチャンスがあります。もう、本当に可能性だらけです。
そして、「自分たちなりの正解」をつくっていける人。私たちのものづくりに、明確な正解はありません。これまでの経験や価値観に囚われず、たのしいを追求していきたいし、それを面白いと思える方が一緒だと心強いです。
お話を伺っていると、森谷さんが会社の成長を確信していることが、ずっと伝わってきます。その確信は、どこから来るのでしょうか?
- そうですかね。それは、たのしいミュージアムの「安心感」から来ているのかもしれません。
会社としてまだまだ若くて、未完成な部分も多い会社です。でも、「うんこミュージアム」という唯一無二のプロダクトとまじめな経営で、この4年間成長し続けてきました。だから、次にどんな挑戦をするか、前向きに考えられる土壌があるんです。これからもいろんな形で、まじめに、たのしいをつくり続けていきたいですね。